映像倫理機構とは、当業界における第三者機関としての位置付けを明確にし、自主規制の倫理を追求する組織として存在し、その役割を果たすことで、私たちに課せられた社会的責任を全うする組織とします。
この組織は社会の要請に沿ったものであり、ゆえに透明性のある、かつまた自由闊達な意見交換や議論のできるものでなければならないと考えます。そのため、業界外部の有識者に組織運営を付託し、業界の利害に囚われない清新な意見により第三者性を担保し、社会に広く容認される組織体としていきます。これこそが現代社会において私たち業界に課せられた使命であり、映像文化の飽くなき発展のための一助となるものと確信しております。
業界に対する世間の目はいまだに厳しいものがあり、その予断を払拭するためには今まで以上に自らが襟を正し、より一層の健全化に邁進するほかに道はないと考えており、その第一歩を今踏み出します。構成メンバーが一丸となり高い倫理観を追求することで、初めて業界として広く社会全体から容認されるものになると考えます。
このような本組織の活動によって、広く映像文化の発展に寄与し、文化の普及に貢献することこそが今回の設立の目的であり、本来の趣旨であると考えます。
当機構発足時 趣意書より